これからの教育、アンケート回答

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This page is a set of responses posted to a type of public comment solicited on the policy for education for the futures by Cabinet Office (here).

内閣府の「これからの教育についてあなたの声を聞かせてください」という題名で「Society 5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージの中間まとめ」に対する意見を(こちらで)募集されていました。締切ギリギリでしたが私も何件か提出しました。この場やツイッター(@LearningengAki)では議論をしませんが、ご参考になることもあるかと思い共有いたします。コメントをいただいても、応答いたしませんので、ご理解ください。

確認した資料

また、回答にあたり確認した資料を下記にご紹介します。

Society 5.0の実現に向けた教育・人材育成に関する政策パッケージの中間まとめ

中央教育審議会初等中等教育分科会(第134回)会議資料(こちら)(うち会議資料)

  • 議事次第 (PDF:113KB) PDF
  • 資料3 東京大学大学院教授 中村先生・早稲田大学准教授 松岡先生・オックスフォード大学教授 苅谷先生発表資料 (PDF:1.3MB)

日本経済団体連合会 – 新しい時代に対応した大学教育改革の推進(こちら) 概要本文

文部科学省 – 学習指導要領 (こちら)

提出意見一覧

アンケートは中間まとめの構成に対応して回答する方法がとられていました。この一覧でも構成の区切りに合わせて記載いたします。夏休みの宿題を9月1日に一気に片付けるような無計画さで準備したため、課題と解決が読みやすく整理されていないことや、多様性を意識できていない表現となっている箇所もあるかもしれませんが、ご容赦いただけましたら幸いです。

0.政策パッケージの位置付け

01.(スライド4)0.政策パッケージの位置付け
環境の変化に対応するための、政策側での施策の「評価軸」の変更を2023年頃までに強制的に実施してほしい。産業界の理解を待つことは避けてほしい。2022年1月14日経団連作成の提言などのように、別の利害関係者が突然早急な対応を求めてくる可能性があるため、早急な対応を行ってほしい。
「子供たちの学びを支える主体を多様化し、学校だけでなく地域や保護者、企業、行政など社会全体の理解と連携のもとに、社会全体で教育・人材育成政策を推進する見取り図を示していく」とあるが「評価軸」理解待ちをしている余裕はないと考えます。

02.(スライド6)0.政策パッケージの位置付け
アジャイルなのに2027年改訂なのは非常に悠長な計画と考えます。来年2023年のような早期に試験的に実施して、部分的にしたり、学習者による選択制を用いたりしながら、徐々に積み上げてほしい。学習者、教育機関、政府、関連省庁が行動するリスクを負担できなかったり責任を取れないことを行動しない選択をとるならば、行動しないことによるリスクは引き受けていただきたいです。どちらのリスクを取りたいか、十分な周知の上、関係者が選択できるようにしてください。
例えば、国内外の労働市場において、雇用される能力が不足する場合に、教育が責任を取らないことを前提として、選択肢の説明を試みていただきたい。

03.(スライド4)0.政策パッケージの位置付け
アジャイルな計画と実現方法として、小さく試しながら現場に様々な側面からみたモデルを提供してほしい。現場の教員の方々に聞いたところ、GIGAスクール構想では混乱があり、実施が上手く行かなかったり、行えていないと聞いています。犠牲が少なくなるように努力しつつ、まだ努力していることを表現して、反論・抵抗が少なくなるようにしていただきたい。

1.社会構造と子供たちを取り巻く環境の変化

04.(スライド8)(1)社会構造の変化・必要となる思考・発想の変化 「必要な解・情報がやってくる」とある。送り込まれる情報に関して抱く可能性のある危機感だけではなく、選択できる状態にしておく必要性を明記し社会・企業への喚起・法整備を行うことと、本資料での安心感のある説明が必要です。

05.(スライド9)(2)デジタル社会における子供たちを取り巻く環境 「フィルターバブル現象」に対して、バブル外の情報を積極的に提案したり、積極的に取得しにいく提案を行うようにしてください。<政策1から3>には該当の表記がないため、意見を送信します。

06.(スライド9)(2)デジタル社会における子供たちを取り巻く環境 「同調圧力」に対して、多様性、非多数決、数値的評価、異なる者との協働を担保してください。<政策1から3>には該当の表記がないため、意見を送信します。

07.(スライド10)(3)認識すべき教室の中にある多様性・子供目線の重要性 「家庭の文化資本の違い」「本の冊数と正答率の間には相関」とある。家庭環境から来る貧困や学習に対する姿勢の違いを除去するように教育で触れる必要がある。様々な価値観や行動と予測される結果についての様々な意見に触れる権利を学習者への強制的通知を含んで検討する必要がある。

08.(スライド11)(4)「時間」「空間」「地域」「地方格差」の壁を越えるデジタルの力 シェア型オンライン教育支援センター(https://katariba.center/実証事業2022/2終了)
教育支援の中に多様性を認めるガイドラインが必要です。
この枠組みでは提供内容が重要と考えます。支援内容は科目と別の「多様なまなびプログラム」のような支援が紹介されています。この活動の中で支援内容やガイドラインが多様性を認める範囲や内容となっている必要がある。例えば、中学卒業資格のみを所持しているプログラマーの生き方などが担当者によって紹介されるかどうかが異なってはならない。特定日の担当者の枠組みで終了しないようにする仕組みが必要です。

09.(スライド11)(4)「時間」「空間」「地域」「地方格差」の壁を越えるデジタルの力
「都市部に集中しがちな資源にも全国どこからでもアクセス可能」 主体的な枠を超える方法や態度を身に着けることが必要です。この枠組みでは、専門家等に仕組みとして連絡が可能になっているかもしれませんが、主体的に枠を超えた行動を取れることとは別なので、その切り抜く態度を醸成することが必要です。

10.(スライド14)(6)価値創造を高める総合知、分野横断的な学び・STEAM教育の必要性② 総合的な探求と教科を対立するものと考えず、相互統合的に活用してください。「対立やジレンマを克服する力」に対して必要になることが「二項対立の選択肢は存在しない」、なのであれば、教科を活用することで総合的な探求を行うことにしばられず、逆方向からの学習時間にも繋いでほしい。学習者に対して、教科のみで学習をすすめることの必要性を説明しきれなくなるように考えます。

11.(スライド14)「各教科等における見方・考え方を総合的・統合的に活用して」 総合的な事柄と各教科を上下のどちらかに位置するのは避けてほしい。指導要領提供側の視点からは教科に分割・整理されている必要があるが、学習者にとっては必ずしも必要とは限らない。興味のある課題を追う中で指導者側が科目への該当部分を意識、利用すれば良いため、PBLでは強く意識しないで済むようにしてほしい。

2.教育・人材育成システムの転換の方向性

12.(スライド20)2.教育・人材育成システムの転換の方向性
「個別最適な学び」(それぞれのペースで自分の学びを)「協働的な学び」(対話を通じた「納得解」の形成)について、「学び」の内容の定義や実行方法を柔軟にしてほしい。現時点の要領のように階層的な体系として整理されていたとしても、PBLによる学習では学習対象を要領に割り当てることで、興味のあるPBLを順不同で受けることで学修歴とするようにしてほしい。

3.<政策1>子供の特性を重視した学びの「時間」と「空間」の多様化

13.(スライド23) 「空間」について、学校外でも<<非同期で行われる>>学習が自由に行えるように家庭環境の監視を行ってほしい。例えば、「勉強なんてするな」というような保護者の行動誘導や強制を発生させないようにする。

14.(スライド23) 「空間」について、学校外でも<<同期で行われる>>学習が自由に行えるように家庭環境の監視を行ってほしい。例えば、「うるさいなぁ。今寝てんだよ」と言われてカメラ画像や音声を切れている状態にするような保護者の行動誘導や強制を発生させないようにする。

15.(スライド23)「不登校・不登校傾向」については、「従来の学び方とは別の形」といった際に、多様な評価基準にて学習成果を記録し確認するようにしてください。少なくとも、今後必須部分を縮小した要領のコードへの割当を設けてください。

15.(スライド23) 「発達障害等」「自分に合った学び方」とありますが、細分化された学修歴を活用し、興味範囲や実施方法を個人に最適化することや個人が選択ができるようにしてください。

16.(スライド23) 「不登校・不登校傾向」については、「従来の学び方とは別の形」といった際に、多様な評価基準にて学習成果を記録し確認するようにしてください。少なくとも、今後必須部分を縮小した要領のコードへの割当を設けてください。

17.(スライド23,24,25) 同一場所での同期的集団学習を前提としないでください。オンライン参加を不登校や身体的特徴からくる選択肢としての手段に限らないようにしてください。同一集団のみではなく、他の学校や学年の方々との協働的学習の仕組みとしても利用してください。

18.(スライド23) 教室での学習が前提となっている絵が使用されています。学校、学年をまたがって、協働的に学べるようにしてほしい。理解度や技法の熟練度の異なる学習者を組み合わせて、HOTS(高次思考スキル)やTeaching others(ラーニングピラミッド)が可能になるように、各自の特性を組み合わせた学習集団の構成を随時行うようにしてください。

19.(スライド23) 「家にある本の冊数が少なく学力の低い傾向が見られる子供」と明記しているが、「家庭・学校間の格差に注目して」などの分析結果を元に記載されているとは思うが、この調査での学歴や収入の異なる数値に囚われることなく、保護者の行動を監視しながら、対応を行うようにしてほしい。

20.(スライド24) 媒体の選択を批判的に行ってください。プリント(が紙だと仮定して)では不可能なSAMRのより活用度の高い再定義ができるように検討し、中央から発信することと、各先生が柔軟に媒体を選択できるようにしてください。媒体を指定する場合には、次の報告のような主張を文言通りに無批判に合意することなく、検討の上、指定・選別を行ってください。特定の評価方法で、効果が認められる方法なら容認するような仕組みを設けておいてください。
「臨時休業時における児童生徒・保護者の対応ー家庭・学校間の格差に注目してー」(令和4年1月14日-https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/000153532.pdf)
「一方で格差が目立たない状況も一部見いだせる:宿題や何をすべきか明確な枠付けをしているプリント学習では、相対的に差は目立たなくなる」(スライド11)「休校や学級閉鎖時には、プリントで明確な指示を伴う宿題を出していくことが学習機会の確保につながる可能性がある。」とあるが、伝達媒体による差異ではなく、指示の明確さに問題があるため媒体の属性として認識するのは間違っている。プリント(が紙だと仮定して)では不可能なSAMRのより活用度の高い再定義にして欲しい。例えば、全学習行動を記録されるなら、特定概念の特定箇所のみを深く知ることや同期協働的に理解度の高い学習者が理解度の低い学習者に解説することや相互に議論しあうことが可能になる。これはプリントでは起こりにくいと考えます。

21.(スライド24)携帯電話などのカスタマーサポートのFAQなどのように、興味のあることを連続的に学習したり、他の学習者の学習情報を自動提示したり、各学習者などが試作した学習資料などの評価を皆で行ったりできるようにしてほしい。

3.<政策2>探究・STEAM教育を社会全体で支えるエコシステムの確立

22.(スライド27,28) <特異な才能のある子供が直面する困難を取り除き、その子供の「好き」や「夢中」を手放さない学びの実現>->念のため、「学校外の受け皿」6:単位認定、が特異でない子供にも適用されることを明示してください。スライド27,28が同一対象と想像はしますが、明確ではありません。誤解の無いよう明記ください。特異な才能のある子供以外の特異でない子供以外にも適用されると理解しています。

23.(スライド28) 学習者自身が選択して興味をもって授業を受ける場合に、周囲の学習者が教えてくれることを前提として、必須と考えられる高度に細分化された学修歴を元に柔軟に授業に参加できるようにしてください。また、その中で、不足する学修歴に関しても、興味のある領域のPBLから得られる学修歴を元にPBLを推薦するようにしてください。

3.<政策3>文理分断からの脱却・理数系の学びに関するジェンダーギャップの解消

24.(スライド30)ハラスメントの徹底防止、透明性の高い大学運営の確立->決定権のある立場の方とのやり取りは全て記録し、訴えがあった際には裁判等で原告・被告・検察・容疑者が等しく利用可能な仕組みとする。また、機械学習の仕組みにより発言の不適切さの観察が行われるようにする。可能であれば筆談等の捉えにくい別途手段による記録も行う。

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